江戸・元禄時代、赤穂の浅野内匠守の刃傷が起きる前のことです。
当時の津和野藩主、亀井茲親が勅使接待役を命じられたので、吉良上野介に故例の教示を依頼しましたが、浅野同様、
数々の非礼を受け藩主を怒らせました。それを知った国家老多胡外記は早速、吉良家に進物を贈りつけ、ことなきを得ました。
その時の進物の一つが「源氏巻」です。小判を下に敷きその上に竹皮で包んだ源氏巻をのせたという言い伝えがあります。
津和野を救ったといわれる縁起の良いお菓子として今日津和野を代表する銘菓となっています。
弊社商品に使うあんは、北海道産の小豆を炊く所から始まります。
昔ながらの製法を守り伝える。
姿・形を変えない昔ながらの源氏巻をいつまでも。
程よい甘さでしっとりとした口解けのよい餡と、香ばしい生地をお召し上がりください。
明治18年初代 山田聞蔵により、源氏巻・和菓子製造販売業として 古都津和野町にて創業しました。 以来、百余年に渡り、伝統を受け継ぎながらも現代のエッセンスも加え、 時代にあったお菓子作りを続けています。